ホーム画面でアイコン名が読みにくい壁紙
壁紙の下から4分の1の明るさを測りました。ロック画面より条件は良く、困るのは9.6%。ただし背景として平坦な壁紙は12.7%しかありませんでした。
ロック画面と違って、ホーム画面には常にアイコンが並んでいます。壁紙が主役になることはなく、あくまでアイコンの下に敷かれる背景です。それでも画面全体の印象は壁紙で決まります。
ホーム画面で困るのは、時計が読めないことではなくアイコンの名前が読めなくなることです。アイコン名は白い小さな文字で、影は付きますが太くはありません。背景が明るいと簡単に埋もれます。
そこで、壁紙の下のほうがどれくらい明るいかを測ってみました。
下部の明るさを測る
アイコンは画面のほぼ全面に並びますが、いちばん下の段とドックは必ず使われます。そこで各壁紙の下から4分の1を切り出して明るさを測りました。0が真っ黒、255が真っ白です。
| 下部の明るさ | 枚数 | 割合 |
|---|---|---|
| 〜80(暗い) | 456枚 | 42.1% |
| 80〜150(中間) | 523枚 | 48.3% |
| 150〜(明るい) | 104枚 | 9.6% |
平均は90.9でした。ロック画面の時計が乗る帯の平均が113.2だったので、下のほうが20ほど暗いことになります。
白いアイコン名が読みにくいと考えられる「明るい」グループは104枚、全体の9.6%でした。ロック画面で問題になったのが23.5%だったのに比べると、ホーム画面のほうが条件はかなり良いことになります。
なぜ下のほうが暗いのか
これは前に書いた「上が明るい」話の裏返しです。写真の上には空が入りやすく、下には地面や水面や影が来ます。だから下のほうが自然に暗くなります。
結果として、同じ壁紙でもロック画面よりホーム画面のほうが文字が読みやすいという傾向が生まれます。ロック画面では諦めた1枚が、ホーム画面では問題なく使えることがあるのはこのためです。気に入った写真の時計が読みにくかったら、ホーム画面に回すという選択肢があります。
明るさより効くもの
ただ、ホーム画面には明るさとは別の問題があります。背景がごちゃごちゃしているとアイコンが探しにくくなることです。
アイコンは色も形もばらばらで、それ自体が視覚的にうるさい要素です。その下にさらに細かい模様や複雑な風景があると、目的のアイコンを見つけるまでの時間が伸びます。明るさが適切でも、情報量が多いと使いにくくなります。
そこで画像全体の明暗のばらつきを測って、平坦なものを数えました。ばらつきが小さいほど、のっぺりした背景ということになります。
全体が平坦(標準偏差45未満)と言える壁紙は137枚、全体の12.7%でした。思ったより少ない数字です。写真ベースの壁紙は、どうしても情報量が多くなります。
ホーム画面向きの条件
測った結果をまとめると、ホーム画面に向いているのは次のような壁紙です。
- 下のほうが暗い。アイコン名の白文字が沈まない。全体の42%が該当します
- 平坦。細かい模様や複雑な風景でない。該当は12.7%と少数派です
- 主役が中央にある。アイコンは上下に並ぶので、中央付近は隠れにくく、写真の見どころが残ります
逆に、細部まで作り込まれた風景写真や、画面いっぱいに模様が敷き詰められたパターンは、単体で見ると美しくてもホーム画面では扱いにくくなります。こういう1枚は、アイコンを1ページ目に置かない使い方をすると活きます。
アイコンの配置で調整する
壁紙側だけでなく、アイコンの置き方でも調整できます。
iPhone も Android も、ホーム画面は複数ページに分けられます。1ページ目のアイコンを少なくして下の段に寄せると、壁紙の上半分がそのまま見えるようになります。よく使うアプリはドックに入れておけば、実用性はほとんど落ちません。
Drift Wallpapers の各壁紙のページでは、ホーム画面のプレビューでアイコンを重ねた状態を確認できます。ダミーのアイコンを24個並べた状態なので、実際よりやや厳しい条件です。ここで見づらくなければ、実機ではまず問題ありません。